Windows Vista OEM(DSP)版と通常パッケージ版の違い?

DVD-ROMの中身は全く同じ物なのですが・・・・。
Windows Vista 通常パッケージ版とOEM(DSP)版の違いは大きく分けて以下の4項目になります。
- 価格
- ライセンス
- サポート窓口
- 再発行
Windows Vista 通常パッケージ版 | Windows Vista OEM(DSP)版 | |
価格 | Windows Vista Ultimateで平均50,000円 全てのエディションにおいてOEM版の約2倍前後。 |
Windows Vista Ultimateで平均25,000円 全てのエディションにおいて通常パッケージ版の約半額前後。 |
ライセンス | 1ライセンスにあたり、どのパソコンでも一台のみならライセンス認証が可能。 | 1ライセンスにつき、一緒に買ったハードウェアが組み込まれているパソコン一台。 |
サポート窓口 | WindowsUpdate以外に、Microsoftの電話サポートが付く。 | WindowsUpdate以外にOEM(DSP)版を販売したショップの電話サポートが付く。 |
再発行 | ユーザー登録が完了していれば、ライセンスキー、DVD-ROMを紛失しても再発行が可能。 | 全ての場合において原則、ライセンスキー、DVD-ROMの再発行は不可能。 |
Windows Vista OEM(DSP)版のメリットとデメリット
販売価格面で”実質半額”と言う、大きなメリットがあるOEM(DSP)版ではあるが、
使用するユーザー環境によってはデメリットになってしまう要因も少なからず存在します。
- ライセンス
通常パッケージ版がどのパソコンでも1台のみに限り、インストール可能なのに対し、
OEM版は一緒に買ったハードウェアが組み込まれているパソコンのみにしかインストール不可能です。
つまりは、FDDを現在のパソコンに組み込む(現在付いているFDDと交換も可)技術が無い人には
通常パッケージ版にてアップグレードする方法しかありません。
パソコンを開けて2本のコードを繋ぐだけなので、正直簡単なのですが、
パソコンを開けたこともない人には少々敷居が高いものなのかもしれませんね。
インストールしたパソコンが壊れてしまった場合でも、FDDだけ別のパソコンに移植すれば、
OEM版はライセンス認証可能です。
- サポート窓口
私は正直、電話をした経験がありませんが、通常パッケージ版にはMicrosoft社の電話でのサポートが
付きますが、OEM(DSP)版にはOEM版を販売したショップの電話サポートしか付きません。
Windows vista OEM(DSP)版ユーザーがMicrosoft社の電話サポートを受ける場合は有償となります。
インターネットで検索すれば、どんな事柄でも簡単に調べることができる現代において
電話サポートというものがどれだけの力を持っているのか正直疑問にも思いますが、
調べる力に乏しいユーザー、Microsoft社の電話サポートが必要なユーザーには
OEM(DSP)版は向かない選択肢なのかもしれません。
以上、色々書きましたが、大きな違いは”価格”と”FDDの増設が可能か不可能か?”
”Microsoft社の無償電話サポートが必要かいらないか?”の3点かと思います。
次に Windows Vista から変更になったアップグレード版に関する注意事項をお話したいと思います。
現在、安易な気持ちでWindows Vista アップグレード版を購入してのトラブルが非常に多いと聞きます。
現在のパソコン設定(メールアドレス、お気に入り、その他データ)を残したまま、
Vistaへのアップグレードをお考えの方は次のページを熟読してください。
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